更年期障害治療のひとつに、鍼治療があります。鍼治療とは、身体の「気」のバランスを整えて、不調を緩和していくという方法です。鍼を刺すなんて痛いのではと心配な人もいるかもしれませんが、鍼といっても毛髪程度の細さですから、痛みを感じることもないでしょう。
鍼には、自律神経のバランスを整え、更年期障害の症状を軽減してくれる効果が期待できます。では、具体的にどういう効果があるのか、もう少し詳しくみてみましょう。西洋医学の場合は、ホルモン療法といった、いわゆる対処療法が主になります。副作用の可能性もゼロとは言えません。一方、東洋医学である漢方や鍼の場合、なんといっても副作用を気にせずに済みます。
漢方や鍼治療によって、まずは脳下垂体にある「ピツイ」と「リン」が分泌される量を増加させます。これにより、卵巣の機能低下に働きかけることができます。つまり衰えている子宮が再び元気を取り戻すのです。となると、分泌される女性ホルモンも以前の量に近付き、ホルモンバランスを保つことができますから、更年期障害治療に有効となるのです。
ホルモン療法とは違い、卵巣そのものを活性化させるという根本からの改善です。体質改善といってもよいでしょう。ただし、西洋医学にしても東洋医学にしても、普段の生活が、更年期障害に悪影響を与えるものでは効果も半減してしまいます。血流をよくするために、ストレッチやウォーキングといった運動を取り入れるとよいでしょう。
食生活においては、外食を控え、食べ過ぎにも注意し、栄養バランスに気を遣うようにしましょう。カルシウムの摂取は骨粗しょう症予防にも繋がります。